千代山桃桜
大滝の霊的守護者、千代一族の末裔。
1873年(明治6年)、巫女禁断令が発令され、
多くの巫女職が失業し、関東津々浦々を
放浪していた女性をかくまい、
ともに徳舜瞥(今の大滝)に入植してきたのが
始まりで、「千代」の名は大滝に入ってきてから
ついた名前らしい。
明治時代の間中、巫女職は禁止されていたが、
北海道最大の霊場である有珠山一体に
巫女が全くいないというのは
考えられない話で、
彼女を必要とした当時の徳舜瞥人が
町ぐるみで彼女をかくまい、
山奥に千代家を中心とする部落を作った。
その部落は当時、徳舜瞥一帯で
最も標高の高い温泉が湧く場所であったため
「湯剣の里」と呼ばれた。
平成元年、「鎧武者亡霊事件」が発生、
当時、唯一の千代一族の未婚女性であった
千代山桃桜が大量発生した怨霊に狙われ、
すでに衰退した湯剣の里の住人は
千代一族には千代山桃桜とその母、千代星花、
父・千代英敏以外存在せず
千代英敏は怨霊の手にかかり死亡。
千代星花と千代山桃桜は火野村玄竜の手引きで
大滝を脱出した。
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千代山桃桜(右)
千代桃香(左)
千代山桃桜は湯剣の里で最後に生まれた人間。
千代山桃桜/配役・安藤清美
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