武
武は大滝を愛する普通の青年である。
特別な血筋も、特殊な能力も持たない
平凡な青年である。
強いて言うならば、人一倍正義感が強く
人一倍誠実で優しい青年である。
彼が無頼鬼怨の継承者に選ばれたのは
ひとえにその心のあり方にある。
「正義とは特別な能力でも血筋でもない」
「優しさと勇気こそが正義となるのだ」
火野村玄竜が謎の悪の計略にかかり
倒れたとき、その場に武が居合わせたのは
しかるべき運命だったのかもしれない。
普段は農作業やおばばの手伝い、工場など
人手不足の仕事場ならどこにでも働きに行く。
なんでもそつなくこなし町中から好かれている。
無頼鬼怨継承以降は南蛮発案の
「怨霊特別対策委員会」の一員として
(というか、ほとんど現場の処理は武がやっている)
働いている。
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「もしも僕が変身できるなら・・・
僕が大滝の平和を守れるのに・・・」
その言葉に武の平和を愛し
大滝を愛する全てが込められている。
武&無頼鬼怨/配役・坂口邦弘
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