鉄甲侍千代記
装甲侍の製作者、橋矢田経然が記した
鎧製作記録。
全部で19冊からなる。
「鉄甲侍千代記1〜12」までの12冊と
鎧製作のアイデアをメモした
「新鎧覚え書き」1〜5
鎧の原材料の入手方法をメモした「蒐集録」2冊
の合計19冊。
「鉄甲侍千代記12」は最後の日記になるが、
大正12年で終わっている。
火野村玄竜所有の鉄甲侍千代記十一巻
冒頭に「嵐魔」に触れた内容がある。
こちらは同じく火野村玄竜所蔵の十二巻
無頼鬼怨の製作について書かれている。
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ドラマ本編第三話でレッドが
武に渡したのは無頼鬼怨について
書かれた十二巻。
橋矢田経然が記したこの製作記録は
装甲侍のみを扱ったものではなく、
鍛冶屋であった橋矢田経然の
製作記録で、
一巻二巻のころは鍬や鍋といった
日用品の製作について書かれていた。
ドラマ本編を良く観ていれば
気づくことだが、鉄甲侍千代記について
知っているのは火野村玄竜(レッド)、
倉敷克巳の二人だが、この二人の
話には相違点がある。
例えば火野村玄竜から本記録を預かってきた
千代山桃桜は「鉄甲侍千代記」と言っているが、
倉敷克巳は「鉄甲千代記」と呼んでいる。
これは、「鉄甲侍」という名前が定着したのが
実際に鉄甲侍(後の装甲侍)が作られた
大正6年以降で、それまでは鉄甲の道具の
記録と言うことで「鉄甲千代記」と
記されていたからである。
このことから火野村玄竜の所有するものよりも
倉敷克巳の所有する書物の方が
古いと推測できる。
ちなみ書物名が「鉄甲千代記」から
「鉄甲侍千代記」に変わったのは
八巻から。
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