近隣からの受注品
非常に評判の良かった橋矢田鎧「新世代軽鎧」の噂は
瞬く間に近隣自治体に広まり、特別注文が増え、
それにつれて鎧も改良されていった。
橋矢田鎧は、人間よりも害獣を相手にすることを前提としていたため、
何より身軽さが優先された。
下半身には臑当てが無く、肩を守る袖も省略されたものが多かった。
実用重視のために飾り気の無いものが多かったが、
受注品には特別に前立てをこしらえたり紋章を入れたものもあった。
○洞爺十傑・・・洞爺湖付近からの特注品。8体造られた。
○壮瞥新郷・・・壮瞥村からの依頼品。11体造られた。
○赤色優和千年・・・近隣からの依頼品。18体造られた。
初期橋矢田鎧
近隣からの受注品の橋矢田鎧
試作鎧「羅」
橋矢田経然の弟子による鎧
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赤色優和千年
昭和60年頃、 伊達市関内の民家の土蔵で 見つかった 赤色優和千年の部品。
腰周りを守る「草摺」。 部品を繋いでいた組紐は すでに腐り落ちている。
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